入職したきっかけを教えてください
夜に子どもと会える日が、ほとんどなかった
新卒で大手の調剤薬局に入り、10年勤めました。いくつかの店舗を回り、薬局長を4年半、最後の1年はエリアマネージャーをしていました。
転職を考えたのは2回あります。1回目は、大学病院の敷地内にある大きな店舗で薬局長をしていたときです。24時間365日の営業で、帰宅はほぼ毎日21時過ぎ。夜に子どもと会える日がほとんどなく、何のために働いているのか分からなくなりました。みそらを知ったのはこのときで、転職サイトで見つけました。ただ、このときはエリアマネージャーの話をいただけそうで、挑戦したくなって残りました。
2回目は、第二子の育休を1か月取っていた期間です。エリアマネージャーになったものの実力が足りず、欠員の穴埋めに追われて実績も出せませんでした。公休が少ない月もあり、休みの日も店舗から電話が来ます。そんなとき妻から「エリアマネージャーになってから、上の子への怒り方が恐くなってるよ」と言われました。家族を豊かにするために励んでいたのに、家族との時間は減り、接し方まで変わっている。そんな自分が嫌になって、転職を決めました。
職場の魅力について教えてください
自分の考えを形にできる。裁量と責任のある仕事
大手との違いにいちばん驚きました。報告のための業務がほとんどありません。大手時代は報告に時間を取られていましたが、ここは薬局長の裁量が大きく、その分を店舗のことに使えます。
やってみたいことを、上司と相談しながら実際に進められます。私はシフト表を作り直しました。スプレッドシートで、できるだけ自動で埋まるようにしたものです。思いついたことを、そのまま形にできます。
残業もほとんどありません。大手のときは仕事終わりに子どもと夜ご飯を食べることはほぼありませんでしたが、今はほぼ毎日、家族そろって夕食をとれています。
ただ、裁量が大きいぶん責任も伴います。加算をひとつ取るにも、店舗として何をするかを自分で考え、スタッフに伝えて動いてもらわないと形になりません。マニュアルも大手ほど整っていないので、店舗ごとに進め方が違うところは課題だと感じています。決められたとおりに働くより、自分で考えて動きたい人に向いている場所だと思います。
今の仕事のやりがいは何ですか?
処方箋1枚の重みを感じるようになった
自分の店舗だけでなく、他店舗にも関われるところです。エリアマネージャーとして、加算の取得を手伝ったり、加算の知識を他店舗のスタッフに伝えて身につけてもらったりしています。前職でマネージャーをした経験が、そのまま活きています。自分の店舗の管理も裁量が大きいので、両方あるから面白い、というのが正直なところです。
いちばん変わったのは、処方箋1枚の重みを感じるようになったことです。前職は大きな病院の前にあり、患者さんが来てくださるのが当たり前でした。いまは、どうすればこの薬局を選んでいただけるかを常に考えています。SNSに力を入れたり、チラシを自分で作って配ったり。大手ではやってこなかった仕事です。
上司がAIに詳しく、基礎を教わって自分の仕事にも当てはめています。シフト表のほかに、店舗全体の数値や実績をまとめたダッシュボードも作りました。いまは複数のスタッフで、このホームページを作っています。薬剤師の仕事がこんなに広がるとは思っていませんでした。